新型コロナウイルス感染の初期症状として、味覚異常や嗅覚異常が現れることがわかりました。
そうした異常は、亜鉛不足によって現れる症状なので、亜鉛を食物から供給すれば予防できるはずです。
「味とにおいがわからず~新型コロナ感染者が語る」NHK WEBニュース
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亜鉛はタンパク質の合成に必要な成分で、不足すると細胞の再生や修復機能が衰えます。添加物の多い食事やストレスによっても消耗が激しくなります。
亜鉛の多く含む食べ物
海藻類や豆類
亜鉛の多く含む代表選手がわかめや昆布、ひじき、海苔などの海藻類です。大豆や小豆、黒豆などの豆類にも亜鉛が多く含まれています。ですから豆と海藻を煮合わせた昆布豆やひじき豆などの煮豆料理、小豆昆布、小豆昆布かぼちゃといった伝統料理がおすすめです。
乾物や穀物の皮
また、高野豆腐や切干大根、干し椎茸などの乾物にも亜鉛が多く含まれています。さらに、食物の皮の部分にも亜鉛が多く含まれているので、玄米や雑穀など表皮が残った穀物を食べたり、野菜も皮をむかずに丸ごと食べると1日の必要量16mgが摂取できます。
成長は発育に必要な亜鉛
細胞の成長や発育にも亜鉛は欠くことのできない成分なので、育ち盛りの子供やあかちゃん、妊婦さんや
授乳中のお母さんは、特に亜鉛の多い食べ物を摂るように心がけてください。
酵素やホルモンの製造にも不可欠
亜鉛はたんぱく質の合成とも深くかかわっており、たんぱく質が原料である酵素やホルモン、赤血球、遺伝子、免疫細胞の製造になくてはならない成分です。細胞の再生や修復、成長や発育、生殖といった新代謝機能にも大きな影響力を持つのが亜鉛なのです。
発酵食品も亜鉛の宝庫
米糠の中で発酵させた漬物や味噌、納豆などの発酵食品にも亜鉛などのミネラルがバランスよく含まれています。
感染症の予防のためにも、ぜひ、亜鉛の多い食物を食べるようにしましょう。