6月18日(月)に京都市内のおばんざい食堂ひとつのおさらさんにて、富貴工房の富田貴史さん主催によるイベントが開催されました。テーマは「保養とごはん~家族を内部被爆から守る食事法」で、午前中が私の講義、ランチを挟んで午後は富田さんによるごま塩作りのワークでした。
この日は朝8時くらいに高槻市を震源とする大きな地震が発生したため、公共交通機関がすべて運転見合わせという状況になってしまいました。幸い、私は滋賀の大津市にいたので、前日までの滋賀プチ断食リトリートでお世話になったヘルスステーションけんこう舎の山岡さんに車で京都市内まで送っていただき、何とか講座に間に合いました。
ひとつのおさらさんは古民家を改造したお店で、とても落ち着く心地よい空間でした。お料理は、地元の野菜を使った野菜料理と漬物を中心とした家庭料理で、おばんざいと呼ばれています。野菜の旨みと甘みが上手に引き出されていて、大満足のお料理でした。
地震の影響で半数以上の方が参加できなくなり、少人数ではありましたが、とても有意義な時間でした。
人々が心配や不安や恐怖でいるときに、そうしたネガティブな感情と同調せず、ゆっくり・のんびり・幸せな気分でゆらぎながら過ごすことで、マイナスな影響を受けず、落ち込んだ人たちを癒すこともできるのではないかと思います。、
午後の部は、この会の主催者である冨田さんの指導によるごま塩作りのワークです。まずは塩の味比べをして、自分が一番美味しいと感じた塩を用いて、二人一組のペアとなって鉄なべで塩を炒ることから始めます。塩には塩素という有害物質が含まれるため、炒ってガス抜きをします。10分くらい塩がカラカラになるまで炒ったら、すり鉢に移して、微粉末になるまで摺ります。塩の粒子が細かいほど、ゴマと混ざりやすくなります。
次に洗いゴマを炒っていきます。手でゴマとつぶしたときに、つるりとゴマの皮が剥ければ出来上がりです。
10分くらい丹念に炒って、ゴマが炒りあがったところで、先ほどの塩の上に乗せてすり鉢で摺っていきます。
ゴマを摺る時には、すぎこぎだけの重みで、力をいれずに摺ります。そうしないと油が出てまずくなるからです。
10分くらい摺るとよい香りがしてきて、ゴマの油の中に塩が入りこんで、陰陽調和した美味しいごま塩が出来上がりました。2割くらいゴマの粒が残っているくらいが美味しいです。
みんなが作ったそれぞれのごま塩を冨田さんがブレンドしてからビンに入れて、プレゼントしてくれました。
みんなで共同作業で作ると、気のエネルギーが高まるせいか、美味しいごま塩が出来上がりました。頭を使う勉強よりも、こうした体を使って体感する学び方が大事だということに、あらためて気づかせていただきました。
本当に楽しい時間をありがとうございました。
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