ベジガーデンの陰陽五行スキルアップ講座・土用編

 7月4日(火)に福岡市内にあるベジガーデンにて陰陽五行スキルアップ講座の第3回が開催されました。今回のテーマは陰陽五行・土用編~気の低下による膵臓系のトラブル(糖尿病・低血糖症・進行性筋ジストロフィー・ALSなど)の対処法、葛を使った手当て法、土用の食材を使った料理法でした。

 

 夏の土用は7月19日から8月6日まで続きます。陰陽のバランスの崩れる時期なので、ごはん、みそ汁、つけものを中心に、おかずを控えた食事をすると体調が整います。甘いものが欲しくなり、食べ過ぎる傾向の出る土用の時期に、プチ断食は何よりの対策になります。

 

 夏の土用のおかずとしては、体内の余分な熱を冷ます苦味や、寒涼性の食べ物をとるようにします。スイカや冬瓜、キュウリなどの瓜類はほてりを冷まし、喉の渇きを潤すのにぴったりです。ただし、摂りすぎは胃腸を冷やすので、生姜や紫蘇、ニンニクなどの辛みである薬味をほんの少し添えるとバランスが整います。

 

 今回のメニューは

 

     ●切干大根のいなり寿司

     ●おからのサラダ ジェノベーゼ

     ●トマトとお豆の重ね煮ミネストローネ

     ●和風きのこの葛スープ

     

 でした。彩も美しくて、見て満足、食べて満足の内容でした。 

 手当て法では、夏場に胃腸が冷えて下痢や腹痛が起きた時、また子供の風邪の手当てとして、梅肉くず練りの実践をしました。梅肉エキスを少量とかして葛を練り、米飴でトッピングをします。プチ断食の時のごはん変わりにもなります。

 

 講座の後は、スイーツを食べながらの懇親会です。今日のスイーツはところてんスムージーでした。

ところてんは寒天が原料なので、食物繊維が多く含まれ、腸の働きが整うので、腸内腐敗が起きやすい土用の時期に活用したい食材です。味も食感も良くて、清涼感のあるドリンクでした。

 

 次回は9月5日(火)で陰陽五行の秋編の理論と料理、手当て法を学びます。