八王子での陰陽五行講座

 12月23日(金)に八王子市にあるナチュラルカフェさくら亭さんにて、楽しく学ぶ陰陽五行と望診法講座の3回目が開催されました。今回のテーマは陰陽五行の冬編ということで、腎・膀胱系の望診がテーマでした。

 

 ちょうど12月21日が冬至で、1年の内で昼が最も短く、夜が最も長い極陰性の日であり、冷えに弱い腎が弱りやすい日なのです。新月は肝臓系と、上弦の月は心臓系と、満月は肺系と、下弦の月は腎系と共鳴する関係にあります。21日は下弦の月だったので、特に腎が疲れやすい日だったのです。

 

 腎の強化には温熱療法で温める手当てが有効であること、腎を冷やす陰性な食べ物についての注意と、腎の強化につながる陽性な食べ物や亜鉛、ビタミンC、カルシウムを豊富に含む食べ物について解説しました。

 

 湿気の多い日本では、欧米と比べて腎臓のトラブルが30倍以上多くなっています。人口比率あたりの人工透析患者数も世界トップレベルとなっています。日本の環境風土の中にあっては、水分を摂りすぎると腎臓の負担が増えるので、水飲み療法はお勧めできません。

 

 水飲み健康法をして耳が聞こえなくなったり、腎が弱った方をたくさん見てきました。食事と一緒で、何事も取りすぎは良くないですね!水を与え過ぎた植物が根腐りを引き起こすのと同様に、人間もまた、水分の取りすぎは内臓の弱りを作るのです。そんな話をさせていただきました。

 

 

 さくら亭さんを経営されている篠本さんは、いつも私が到着すると梅醤番茶で出迎えてくれます。今回は、手作りの玄米甘酒もふるまっていただき、有り難かったです。

 

 講座の後は、篠本さん手作りのお弁当でランチです。今回は腎に良い黒色食材や根菜類、海藻などが使われていて、話の内容とぴったりでした。味もおいしくて、みなさん満足顔でした。ランチの後は、望診の話の続きをしましたが、自分の体の症状に当てはまることが多かったようで、皆さんとても熱心に聞かれていました。

 

 2017年は2月から第2弾の講座が始まります。遠くは静岡県からも参加していただいています。ぜひ五行に関心のある方はご参加ください。

 

 さくら亭 2017年 楽しく学ぶ陰陽五行と望診法講座 第2弾 詳しくはコチラ