9月30日に滋賀県大津市にあるヘルスステーションけんこう舎さんで、「食・環境・生命~自然から学ぶ健康法」の第5回が開催されました。今回のテーマは「自然のリズムで食改善=ゆらぎと遊び心を取り戻す~心の固定観念や先入観を外し、潜在能力を引き出すには」でした。
マクロビオティックの食事をしていると、甘い物やお肉、ファーストフードを食べてはならない、といった「~ねばならない」とか「絶対~してはいけない」といった決めつけ情報が多くなりがちです。ところが、そうした設定をしていると抑圧された感情が潜在意識にため込まれ、その我慢のエネルギーがいつか爆発してやけ食いに走るといった状態になることが多いです。
また、決められたことが実行できなかった場合、自己嫌悪や自己否定に陥り、それがいずれ自己処罰のプログラムの発動として事故やミス、ケガ、病気といった現実を引き寄せることもあるのです。ですから、そのような決めつけ設定をするのではなく、「食べたかったら食べたらよいし、食べたくなくなったらやめればよい」というニュートラル設定(全受容状態)にしておくと、意外に中庸に収まっていきます。
これを「ゆらぎ」設定といいます。生命力とは適応力であり、人間はこの「ゆらぎ」をなくすと適応力を失がちです。ゆらぎのことを「遊び」と捉えてもよいし、「余白」「余韻」「間」「柔軟性」と呼んでもよいでしょう。最近の電気製品にはこの「ゆらぎ」機能が「ファジー(あいまい)」設定として取り入れられたものが多くなりました。
心地よく生きる秘訣は固定観念や決めつけ、思い込み、先入観、常識といった心に柔軟性を失わせる設定を止め、「明日は明日の風がふく」「それで良いのだ」といった「ゆらぎ」モードにしておくことだと思います。そんな話をさせていただきました。
次回は12月2日(金)で、最終回のテーマは「水のリズムで食改善=アクエリアスの時代に水の役割と
~良い水の見分け方と水の性質、水のエネルギーの高め方について」です。水の持つ潜在エネルギーと水素の役割、酸化と還元、自由律といった話をさせていただきます。