大阪・正食協会の講演会

 8月6日(土)に大阪の正食協会で陰陽五行の望診法・手当て法講座の第3回が開催されました。今回のテーマは「陰陽五行の胃・脾臓系の望診と免疫系のトラブルに玄米、葛、甘酒を使った手当て」でした。

ちょうど土用の時期だったので、調子の悪い人が多く、タイムリーなテーマでした。

 

 糖尿病は胃・脾臓系(すい臓系)の弱りからもたらされる症状です。その対策としては、小豆かぼちゃを、また、白砂糖に変わる甘味として発酵甘味料である玄米甘酒をおすすめしています。今回は、玄米甘酒に吉野葛と生姜を入れたものを作って参加された皆さんんに飲んでいただきました。

 

 ビタミンB₁の多い玄米甘酒は夏バテ防止飲料として夏場にピッタリのもので、ウナギよりも土用の時期には甘酒を飲む方が効果的です。小豆カボチャに玄米甘酒を入れて甘味を強化し、凍らせれば小倉アイスになります。アイスクリームの代用品として活用されると良いでしょう。

 

 浅入り玄米スープもまた、胃腸を温めるドリンクとして、今頃から飲むように心がけると、9月くらいから出やすい腰痛、ぎっくり腰、帯状疱疹、セキやタンなどの呼吸器疾患の予防になります。今回の講座では、リンパ管の目詰まりをとり除く干し椎茸を入れた椎茸入り玄米スープを作って試飲していただきました。

 

 陰陽五行を勉強すれば、症状を見て適格に対処することができるようになります。また、手当て法を知っておくことで、病院や薬のお世話にならずに、身近な食物を使って病気やケガに対処することができるようになります。医療費削減のためにも、いざという時の自衛策として手当て法をぜひ身に付けてください。

 

 正食協会の1階にある自然食品店「ムスビガーデン」がリニューアルしてとてもきれいになりました。

イートインスペースもでき、明るくて入りやすい店構えに変わりました。品揃えも多くなったので、ぜひお近くの方はご利用ください。

 

 次回は10月1日の土曜日で、「肺・大腸経の望診と大根・里芋を使った手当て法の実践」をします。

ぜひ、いらしてください。