鹿児島市内にある菖蒲学園にて、やさい村さん主催の陰陽五行講座が開催されました。今回のテーマは陰陽五行・土用編で、胃・脾臓(すい臓)系の望診の話をさせていただきました。7月19日~8月6日まで夏の土用の時期で、この頃に体調不良を訴える人には胃の経絡が弱っている方が多いです。
胃・脾臓系は五行の中で一番理解するのが難しい経絡ですが、生命エネルギー(生体電気)を作りだす人体の発電所であると見るとわかりやすいです。私は、五行の中心に位置する経絡だととらえ、発電力の低下により、すべての臓器の働きが損なわれると考えています。
この経絡には「土」を配当しますが、私はこれを「場のエネルギー」と見ています。場という環境のエネルギーと共鳴するので、どんな場で過ごすのかということが胃を強くするポイントになります。その場がケガレチ(酸化電圧地)なのか、イヤシロチ(還元電圧地)であるのかの違いで、病気になったりもするし、反対に健康を維持しやすくなったりもします。
大地とアーシング(グラウンディング)することで、環境電位を取り込むことができ、これにより、胃の経絡を整えることができるということがわかります。土用の時期の過ごし方、食べ方、意識の在り方、顔や体に出る症状とは何か、といった話の内容でした。
お昼のランチは、胃・脾臓系を元気にする黄色い食材をメインに、甘味のある野菜などを付け合わせたレシピで、ご飯はキビ入りの玄米ごはんでした。ランチの後に、レシピの詳しい解説を角屋敷先生からしていただきました。
午後の部は、胃・脾臓系を元気にする手当て法についての解説で、小豆カボチャの作り方と試食、浅炒り玄米スープと玄米クリームの効用の解説と実践の講座でした。小豆カボチャは美味しいと大好評でした。椎茸入り玄米スープも意外に美味しいと評判が良かったです。。
次回は10月8日(土)で、肺・大腸経の望診と手当てです。スポット参加もできるので、ぜひいらしてください。