4月3日に京都のちおん舎さんで2回目の自然療法講座が開催されました。今回の午前中の講座は「陰陽調和料理・重ね煮の実践」料理教室で、きっちんすまいるの横地多実子先生に講習をお願いしました。
横地先生はいんやん倶楽部の梅崎和子先生に師事し、現在は重ね煮の指導者養成講座やいのちを育む食講座などを神戸で主催され、活躍されている若手のホープです。
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陰陽調和料理で知られる重ね煮は、マクロビオティックの創始者である桜沢如一氏の直弟子にあたる長崎在住の小川法慶先生により提唱され、民宿わらの船越康弘さん、いんやん倶楽部の梅崎和子先生に伝承され、全国に広まりました。
陰性な食材はを鍋の下に、陽性の食材は鍋の上に来るように陰陽度に応じて重ねていきます。塩をふって蒸し煮をすると火の通りが早く、しかも甘味が引き出されて調味料を入れなくても美味しく仕上がる素晴らしい料理法です。
重ね煮料理のメリットは
・素材の美味しさを最大限に引き出す
・野菜の皮むき・アク抜きなし・ダシいらず
・使う調味料がシンプルになる
・お鍋一つで調理が完結する
・加熱時間が短い
・ゴミがほとんどでない
・水を汚さない
・和食・洋食・中華風などすべてに対応できる
など、横地先生に言わせると、カンタン、おいしい、シンプル、ヘルシー、エコロジー&エコノミー
な料理法なのだそうです。
この日のメニューは
・菜の花と湯葉のからし和え
・根菜の梅煮
・基本の重ね煮のみそ汁
・炒り玄米の玄米ごはん
あっという間に美味しい料理が出来上がり、ビックリしました。重ね煮する時に味噌を野菜の上に重ねて蒸し煮をすると味噌が柔らかくなるので、すんなりと溶けることがわかりました。味噌漉し不要で、とても楽です!乾燥湯葉も乾燥したまま野菜の上に重ねて煮れば、戻す必要もなく簡単です。いろんな発見があり、とても勉強になりました。
午後の部は私の担当で、テーマは「自己免疫疾患(アレルギー・膠原病など)に黒焼きを使った手当て」で昆布の黒焼きと梅干しの黒焼きを作りました。素焼きの鍋に入れて昆布は1時間半、梅干しは2時間くらいで蒸し焼きにします。焼きあがった黒焼きをすり鉢で摺って粉末にすれば出来上がり。
湿気がこないように蓋つきの瓶にいれて保存すれば何年でも持ちます。いろんな効能効果があるので、常備しておくと便利です。玄米の黒焼きについては、ムスビの会で販売している20時間焙煎の浅入り玄米スープの効能と使い方を説明しました。黒炒りと浅炒りの違いについても詳しく解説させていただきました。
今回は快医学・快療法の谷口先生は講義はありませんでしたが、次回以降、谷口先生の自然療法と私のマクロビオティック手当て法の数々が学べるとてもお得な講座です。スポット参加も可能ですので、ぜひいらしてください。
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