3月31日に島根県松江市にある自然食品ひまわりさんで「食と環境・生命、自然から学ぶ健康法」講座の第1回が開催されました。第1回目のテーマは「太陽の恵みで食改善~光が育むイノチの輝き~光療法とうつ・引きこもり対策について~」です。太陽の紫外線は皮膚がんや皮膚炎を引き起こす原因として嫌われていますが、実は太陽紫外線にはそうした害はなく、蛍光灯が発する人工紫外線が本当の原因であることが分かってきました。
太陽紫外線に有害性はなく、逆に殺菌や抗菌、防腐といった働きや、甲状腺機能の正常化、肥満予防、性ホルモンの活性、糖代謝の改善、動脈硬化や高血圧の予防、ガン細胞の抑制、リューマチの痛みの軽減といったさまざまな効能効果があることが報告されています。これは『光の医学』という本の著者ジェイコブ・リパーマン博士が本の中で検証していることです。
また、太陽光を浴びるとメラトニンという睡眠ホルモン(別名幸せホルモンとも呼ばれる)の分泌量が増し、不眠症やうつ病が改善されることも報告されています。ひまわりさんのお店のある島根県は山陰地方にありますが中国山脈による影響で冬場に曇天が続き、太陽光がさえぎられるため、うつ病やアルコール依存症の多発地帯となっています。また、東北地方の日本海側にある秋田県も奥羽山脈の北側に位置するため山陰地方と同じような気候風土にあり、自閉症やうつ病が多発しています。
現在、心療内科を受診している方は日本で300万人を超えているそうですが、そうしたうつ病を始めとした精神疾患は、紫外線問題が取りざたされ、紫外線を避ける生活に移行してから増えてきたのです。もう一度、太陽光線の有効性について考えてみる必要があるのではないでしょうか。
さらに、太陽紫外線には骨粗しょう症の改善効果や骨の変形するくる病の予防、黄疸の改善、視力の矯正といった効果もあります。ぜひ、一日1時間ほどでよいので、戸外で生活してみませんか。散歩でもよいし、畑仕事やガーデニングでもよいでしょう。
万物を育む太陽に対して「アマテラスオホミカミ」として感謝をささげてきた昔の生活を見直してはどうでしょう。梅干しも土用干し、お米もかけ干し、椎茸も豆腐も大根も天日干しすると栄養が格段によくなること、布団も洗濯物も太陽の光にさらした方が気持ちよいこと、天気がよい日は気分がよくなること、などから判断しても、太陽光のパワーがわかるはずです。
この日は、講座の後に、店主の伊達さん手作りのチラシ寿司が振る舞われました。春は肝臓が疲れる時期なので、肝臓の食薬である酸味が美味しく感じられる季節です。マクロ仕様の菜食チラシ寿司を食べながら肝臓が元気になるのを感じました。
次回は6月2日(木)に開催されます。タイトルは「月のリズムで食改善~月がもたらす自然との調和
~月の引力を使った体内浄化法について~」です。お楽しみに!