今日は福岡市東区にある名島保育園で食育講演に行ってきました。名島保育園はモンテッソーリの教育法をベースにした子育て法を取り入れていて、食育にも熱心で玄米和食を基本とするマクロビオティックの給食が提供されています。
使っている食材は無添加の調味料、伝統製法の食材、無農薬の野菜にこだわり、マクロビオティックの料理教室で学ばれ、MI塾を卒業された栄養士の方が給食のメニュー作りをされています。ここまで、きちんとマクロの考え方とマクロのレシピを取り入れている園は福岡市内でも数少ないです。
今回で5、6回目くらいの講演になりますが、毎年1回講演に呼んでいただいています。今日のテーマは、マクロビオティックの給食の有効性と弱視対策、感染症の予防法についてでした。
今、子供たちに視力障害が増えており、文部科学省の平成24年度の「学校保健統計調査」によると、
幼稚園では裸眼視力1.0未満の子供の割合が27.52%(その内0.7未満は6.65%)で4人に1人の割合で視力の低下が起きています。
また、小学校では裸眼視力1.0未満の子供の割合は30.68%(その内0.7未満は19.99%)となっており、3人に1人が視力低下しており、幼稚園児よりさらに悪化していることが分かります。
その内、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力が0.3以下の状態を弱視といいます。生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01くらいで、4~5歳で視力1.0、6歳で視力1.2くらいになるのが正常な視力の発達の仕方です。ところが、視力の発達段階である乳幼児期に、外界からの視覚刺激が不十分である時に発症する発達障害が弱視です。
弱視の早期発見法とその原因、食による対策、手当て法、生活法について解説させていただきました。
内容については、音声データでホームページに追って上げさせていただきます。
後半は、冬場、とくに冬の土用の時期に激増する感染症について、そのメカニズムと予防法について、詳しくお話しさせていただきました。皆さん、メモを取りながらとても熱心に聞いていただき、有難かったです。質問も多く、時間いっぱいまで受けさせていただきました。
講座の終了後は、今日の給食の海藻たっぷりうどんをいただきました。こんな素晴らしい保育園が全国に増えていってほしいですね!
名島保育園 詳しくはコチラ
講演の後は、近くの香椎浜公園に行ってアーシングしてきました。空が青くてきれいでしたが、
地震雲が出ていたのがちょっと気になりました。久々の晴天だったので、小春日和の暖かさで、太陽の光をたっぷり浴びて、リフレッシュできました。太陽の恵みに感謝です。