胃腸の強化に玄米クリームスープ

 福岡は大雪で、私のいる朝倉市でもすでに10センチ以上雪が積もっています。まだまだ積もりそうな感じです。

 

 冬の土用に入っているため、年末年始の食べ疲れが出る時期なので、今日は、胃腸の強化にピッタリの玄米クリームスープを作ることにしました。本来の作り方は玄米を洗って水を切り、フライパンや鍋で狐色になるまで炒ります。炒った玄米1合に1升の水を加え、ほんの少しの塩を入れて、煮詰めていきます。そして約1~2割、水分が減ったところで火を止め、それを木綿袋に入れて、しっかりともみ出します。そのもみ出した重湯を飲むというのが正式な作り方です。

 

 

 ところが、この木綿袋に入れてもみ出すのが一苦労なのです。その手間を省けないか、しかも効能を落とさずに出来ないかということで作りだしたのが玄米クリームの素です。

 

 これは江藤農園の無肥料・無農薬の自然米を低温で4~5時間蒸し焼き焙煎し、微粉末に挽いたものです。商品化するまで、かなり試行錯誤しましたが、やっと満足できるものが昨年完成しました。玄米粉とくらべると、蒸し焼き焙煎した玄米は酸化しにくく、粉にした場合でも劣化しずらいのが特徴です。これだと簡単に玄米クリームスープを作ることができます。

 

 大さじ1杯(約10グラム)の玄米クリームの素を鍋に入れ、300ccの水を加え、良く溶かしてから火にかけます。お湯で溶かしてもかまいません。沸騰したらとろ火にし、約30分火にかけます。時々かき混ぜながら水分量が200cc(3分の2)くらいまで煮詰まったら出来上がりです。

 

 好みで少しの塩を入れるとさらに美味しくいただけます。玄米クリームの素は、お湯で混ぜるだけでも飲むことができますが、30分くらい炊いた方が、とろみが出て美味しくいただけます。レトルトになった商品もあり、値段が200cc入りで230円~300円くらいで自然食品店で販売されています。玄米クリームの素だと200ccで15杯分くらい出来るので、だいぶ安上がりになると思います。

 

 

 

 消化吸収力がよいので、断食をして復食を始める時に一番適した食物です。食欲がない、胃腸が弱い、食べても太れない、アレルギーの傾向がある、といった方には胃腸の負担が少ないのでピッタリでしょう。また、母乳の分泌が少ないといった時のお乳の代わりにもなります。離乳食としてもおすすめです。

 

 また、病気の術後の回復食として、重湯代わりに用いるのもよいですね。体力がつき、体が温まり、免疫力も上がります。玄米が苦手という方でも、朝1杯の玄米スープを飲めば、玄米に豊富に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維といった人体に有効な成分を補うことができます。玄米食をすると痩せすぎてしまうという方にも、消化吸収力が抜群によい玄米クリームスープはおすすめです。

ぜひ、一度試してみてください。

 

 忙しくて、鍋で煮る時間がない、という方におすすめの玄米クリームスープの作り方が、魔法瓶を使うやり方です。

大さじ1杯の玄米クリームの素を魔法瓶に入れ、熱いお湯を300cc加えます。(200ccだとドロドロすぎて、魔法瓶では飲みづらくなります)

30分保温すれば出来上がり。とても簡単、便利な飲み方なので、病院に入院されている方や、会社務めで忙しいOLなどの方々におすすめの作り方です。赤ちゃんの母乳代わりにもなります。その場合は、30分経ってから、哺乳瓶に移し替え、温度を調節してから飲ませるようにしてください。

 

ムスビの会「玄米クリームの素」 詳しくはコチラ