我が家では、ほとんどの部屋で白熱球のライトを使っていますが、台所と子供の勉強机だけは目にやさしいバイタライトを使っています。バイタライトはフルスペクトルライトとも呼ばれ、自然光に近い明かりを再現することを目的として商品化された蛍光ランプです。
特徴は物がよく見える、目が疲れない、まぶしくない、ストレスを和らげる点で、長時間の精密作業やパソコン業務、事務所や勉強部屋に適しています。
また、自然の色調が見える、微妙な色の違いを識別できるという点が優れていて、一部の生鮮食品売り場や写真館、美術館、印刷会社などで採用されているようです。
さらに可視光線だけでなく、動植物の成長に大切な中近紫外線が自然光と同じ割合で出ているのも特徴です。日焼けはせず、人や動植物にも安全なので、動物園、ペットショップ、畜産業、室内園芸、植物工場などでも活用できる光源とされています。普通の蛍光灯と違い、スパイラル状にねじれている形状をしていますが、寿命は24,000時間を越え、一般の40wの2倍以上長持ちします。
私がこの明かりのことを知ったのは、ジェイコブ・リパーマンの「光の医学 光と色がもたらす癒しのメカニズム」日本教文社 を読んだのがきっかけでした。
その本の中で、クールホワイト蛍光灯は交感神経の過緊張状態を招き、疲労感、イライラを募らせ、注意力散漫、学習障害といった状態を引き起こすだけでなく、視力の低下、皮膚がんにかかりやすくなるなどといった問題点が指摘されていました。
反対に日光に一番近い光源であるフルスペクトル蛍光灯の使用の場合、成績向上、生徒の態度や教室の雰囲気の一遍、学習障害の改善、虫歯の減少、成長・発育良好、コレステロールの激減、視力の改善が見られたことが、実験によって明らかになっています。
これ以外にも以下のような働きがあるようです。
- 新生児や未熟児の黄疸の予防、治療に使用されています。
- 植物の成長促進
- 殺菌効果
- 動物の性的発育、繁殖、新陳代謝、睡眠の促進
- 昼間にライトを点灯しておく事で、人体や動物の生活リズムが正常になり、ホルモンの分泌も正常化する。
- 乳牛の体重、産乳量の増加
- 採卵鶏の産卵率の向上
- 繁殖豚の受精能力、繁殖能力の向上
- 室内でのは虫類の育成に顕著な効果
上の写真の左がバイタライトの光の下で撮った写真です。真ん中が白熱球、右が太陽光です。バイタライトは太陽光のように鮮明に色が映し出されているのがわかります。
勉強する時間が長くなる受験の時期に、バイタライトは目の疲れや視力の低下を防ぎ、ストレスを和らげてくれる光源としておすすめです。値段は高めですが、人体のことを考えると取り入れる価値は十分あると思います。電気屋さんでは取り扱いしていないので、インターネット通販でしか手に入らないのが実情です。
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