12月30日は江藤農園の餅つきに加勢に行きました。
自然栽培でかけ干しして作られたもち米を使って、お供え餅と食用の餅を10臼分くらいつきました。
私の役割は、つき上がった餅を丸める作業です。
まだアツアツの餅を均等に切り分ける作業が意外に難しいのですが、以前もち屋さんでアルバイトをしていた方が来てくれたので助かりました。その手際のあまりの良さにびっくりしました。
この丸める作業もコツがあるようで、私が丸めると表面にシワが入ってしまいます。ところが、上手な人がいて、シワ一つないどころか、光沢がよいのです。ピカピカに表面が光っていて、美しさを感じるくらいです。何事も経験が大切だということを体感しました。
私は関東育ちなので、鏡餅以外はすべて角餅でした。四角形の形は四角四面とか四面楚歌とかいわれるように角々しさが目立つ形です。それに対して、丸餅の形は「丸く収める」とか「円満」という表現があるように、より女性的な優しさが感じられます。
言霊でも「マ」は「女性的生命エネルギー」(母性的育成原理)を表していて、ママ、マザー、
マーヤ、マドンナ、マリア、妻、などと言う言葉があり、それらの語に使われている所からも女性的な音波であることがわかります。
また、「マ」には「包み込む」という意味もあり、マント、マスク、マントル、マリンとう表現が英語でも使われています。日本語でも、まとまる、まとめる、全く、まぐあう、混ざるという表現があります。
さらに「マ」は丸(まる)、的(まと)、玉(タマ)、円(まどか)、毬(まり)というように「球体」を意味しています。
鏡餅に丸い餅が重ねられて用いられているのは、女性的な生命エネルギーを象徴しているわけです。そして、無病息災で一年が健やかに過ごせるような育成の力、包み込まれるような安心感、すべてが丸く収まるようにという願いが込められていたのでしょう。
早速、我が家でもお供え餅として家に飾りました。今年も無病息災で一年が過ぎてくれるといいですね!