12月23日(祝日)に千葉県の大網町にある自然食カフェ縁ga環さんにてXmasポトラックと私の
お話会が開催されました。(ポトラックとは参加者各自がお料理やお菓子などを持ち寄って行う
簡単なパーティスタイルのことです。)
ご参加くださった方々に持ち寄っていただいたお料理を食べながらの楽しい会になりました。
お食事の前に「冬の体を元気にする食べ物、食べ方」について私の話を1時間くらいさせていただきました。
冬場は植物が落葉し、その活動も落ちることから、植物が作りだす酸素量も減ります。年間で一番空気中の酸素が少なる時期なので、この頃に食べ過ぎると体内で不完全燃焼状態が引き起こされ、ススや老廃物が大量発生し、その浄化役として風邪やインフルエンザの菌の登場となるわけです。
ところが、年末は忘年会にクリスマス、年明けはお正月でおせち料理、その後は新年会というようにご馳走が続きます。しかも寒い時期なので内臓の温度も低下し、それもまた不完全燃焼に拍車をかけることになります。その結果、1月半ば過ぎにからの胃腸の弱る土用の時期に、感染症が流行るのです。
その対策としては、調子が悪い時には食べないこと、食事の量を減らすこと、ごはん、みそ汁、漬物といった基本食(素食)に戻すことです。また、みそ汁や梅醤番茶、玄米甘酒といった発酵食品はお腹の着火剤として働くので、不完全燃焼の予防効果が期待できます。
さらに、太陽紫外線の減る時期なので、ビタミンDの合成不足による骨密度の低下、メラトニンの分泌不良による不眠症やうつ病、病原菌の増加、甲状腺ホルモンの不足による肥満といった症状が起こりやすくなります。そこで、昔から冬場には太陽の光が濃縮した乾物を用いてきたのです。
とはいっても、現在市販されている高野豆腐や切干大根、干しシイタケなどの乾物は機械乾燥のものがほとんどなので、使う前に天日干ししてから使うようにしましょう。それだけで冬場の不調が減っていきます。
この時期には喉のイガイガ感からセキやタン、気管支炎、かすれ声といった呼吸器系の炎症が起こりやすくなります。梅酢を3倍に薄めた梅酢をスプレー容器に入れて持ち歩き、定期的に口の中に散布しておくと症状が和らぎます。ぜひ、お試しください。赤梅酢の方が効きます。
この日は、縁ga環さんのオウナーのご主人の誕生日だったので、吉度さん手作りのケーキでお祝いをしました。持ち寄られたお料理もとても美味しくて、みなさん大満足の様子でした。持ちよりいただいた方々にお料理の説明をしてもらってからお食事タイムとなりました。持ち寄りのよいのは、作り手のまごころが伝わってくることで、自然と会話がはずみます。
食事の後は、吉度模彌君のギター演奏がプレゼント企画でありました。模彌君は今年はタイにも演奏旅行に行かれたとのことで、パワーアップしてました!プロとしての風格が出てきた感じです。
子供さん連れのお母さんも多くて、とても賑やかな会になりました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
縁ga環さんは予約のみの営業とのことです。ご主人はお米や野菜を無農薬・無肥料で作らていて、その食材と使ってカフェで料理を提供されているとのこと。ご自宅の一角をカフェにされているのですが、そのまんまカフェといった着飾らないアットホームな雰囲気に癒されました。素敵な空間を共有させていただき、ありがとうございました。
今年の講座は、今回が最後となりました。来年も新しい講座の企画を続々としていきますので、楽しみにしていてくださいね。皆様にとって、来年も素敵な1年になりますように!
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