10月31日から11月1日にかけて福岡県南部に位置する”水の都” 柳川市にあるyoga shalaあうんさんにてリトリートセミナーが開催されました。ここは田園とクリークに囲まれていて、南仏を思わせるような素敵な風情のある場所です。建物もバリ島から輸入した材料を使ってバリ様式で作られているので、エスニックな雰囲気が漂います。
プチ断食セミナーは全国各地で開催していますが、食事をしながら体調を整えるリトリートセミナーをしてほしいというご要望にお応えして、今年初めて開催することになりました。食事ができるというだけで何となく緊張がゆるむ感じで、皆さんリラックスモードでした。
第1講義は今回の主催者であるベジガーデンの仲ひろみ先生による甘酒づくりのワークです。持参した玄米粥に玄米麹を入れ、炊飯ジャーで一晩おいて出来上がりです。翌日に出来上がった甘酒を飲みましたが、とても甘くて、皆さんビックリ顔でした。簡単にできるので、自宅で作ってみよう、という方も多かったです。
リンゴとイチジク、柿を切り分けて、そこに玄米甘酒を混ぜてフルーツ甘酒が出来上がります。果物の酸味と甘酒の甘味がマッチして、とても美味しいデザートになります。果物だけだと糖質過多になりますが、甘酒に含まれるアミラーゼ酵素が糖質を分解するので、糖質の燃焼効率が良くなるだけでなく、肥満防止にもなります。甘酒づくりとフルーツ甘酒は私の著書「月のリズムで玄米甘酒ダイエット」の本のレシピを参考にしました。
甘酒のワークの後は、近くの簡保の宿やながわに移動して温泉タイムです。クリークの横に位置する宿なので、展望浴場からクリークの美しい風景が見渡せます。水の都といった雰囲気を味わいながら入浴できます。私は1階の露店風呂に入りました。昼間から贅沢な感じです。
夕食はお待ちかねのマクロビオティック料理でディナーです。スープにサラダ、メインディッシュ、雑穀ごはん、デザート、蓮茶といった具合で、お腹がいっぱいになりました。フランスに行った気分を味わおうということで、ワインをみんなでいただきました。食事つきりトリートならではの醍醐味です。
食事の後は、チェレステ楽団によるコンサートです。昨年に湯布院でのプチ断食セミナー時にも演奏していただいたので、今回で2回目です。ハープとインドの太鼓タブラの不思議な組み合わせの美しい音色に癒されました。私はホールで寝転がりながら聞いていましたが、体の緊張がゆるみ、天にも昇る気分でした。夜、クリークの上の夜空に浮かぶ星々がきれいでした。
翌朝は武内美紀先生によるヨガのワークです。ゆるゆるとしたヨガで私にぴったりです。結構厳しいヨガも経験したことがあるのですが、快感覚を大切にするという点が気に入りました。武内先生の教室が近ければ通いたいと思いました。1時間くらいのワークでしたが、心と体にゆらぎが戻った感じです。
ヨガの後は仲先生による梅醤番茶作りです。自作の梅を持参していただき、みんなで梅醤を作りました。やはり手作りのものはいいですね! ちょうど秋の土用に入っていて、肺・大腸経と胃の経絡の両方が弱りやすい時期だったので、生姜を多めに入れました。皆さん美味しいと大喜びです。ぜひ自宅でも作ってみてくださいね!
私の講座は潜在意識の話で、心の在り方で人生が変わるといったような内容でした。講座の後は、昨日仕込んだ甘酒の試飲です。麹による発酵だけで、こんなに甘くなるのが不思議です。朝の9時~10時くらいは土用の時間帯に相当するので、胃の経絡が疲れる時です。甘いお菓子の代わりに甘酒を用いると胃が整います。
10時半にブランチをいただきました。スープ、サラダ、メインディッシュ、雑穀ごはん、スイーツ、お茶といったフルコースでした。地元で採れた旬の有機野菜を使ったパワーのある食事に皆さん大満足の様子でした。
なんだか時間の流れがゆっくり回りだしたようで、日々のあわただしいく忙しい時間軸からのんびり、ゆっくりとした時間軸に調整された感じです。温泉に料理、ヨガ、コンサート、そして心のワークとしての講義もあり、とても充実した2日間だったと思います。参加者の皆さん、ありがとうございました。
会場を提供していただいた「あうん」のオウナー・サンドラさん、スタッフの皆さんに感謝です!
好評だったので、また来年も企画したいと思います。お楽しみに!
yoga shala あうん 詳しくはコチラ
チェレステ楽団 詳しくはコチラ