今日は旧暦の8月15日で中秋の名月です。
旧暦の秋は7月、8月、9月ですが、その真ん中の時期にあたるので「中秋」と呼ばれています。
太陽と月の角度が観月に最もよい時期なので、月が明るく輝き、月が昇る高さがちょうどよく、乾燥して澄んだ秋の空気も味方して美しく見えるのです。そこに月に見立てたお団子をお供えして、1年の収穫に感謝の意をささげたてきたのでしょう。
明日9月28日の月曜日は満月で、月が地球に最接近する「スーパームーン」で、通常より月が30%も明るさを増し、大きさも14%アップするとのことです。また、今回の満月は皆既月食も同時に起きる特別なもので、スーパームーンと皆既月食が重なるのは33年ぶりの珍しい現象なのだそうです。
月の光には脳下垂体の中の松果体を刺激する働きがあり、若返りホルモンであるメラトニンの分泌を増やしてくれます。そのホルモンは睡眠ホルモンとか幸せホルモンなどとも呼ばれています。活性酸素によって発生した体内のサビつき現象(老化現象)を予防するサビ取りホルモンとも呼ばれています。
月を見ることは、単に美しい月を愛でるというだけでなく、生理的なホルモンの分泌作用を活性化させることで、若返りができるということを昔の人は知っていたのかも知れませんね!
この月明りを直接浴びるのではなく、器に溜めた水に月を映して観月するのが古式の観月のやり方だったようです。水は月のエネルギーを転写するようで、満月の日に塩を入れたお風呂につかる塩浴は、月の引力によって水の中に汚れが引き出されるだけでなく、内分泌の働きを高める効果も期待できます。
今日から明日にかけての太陽と地球、月が直列する恒星・惑星・衛星直列周期には、強力な磁場が発生し、それが生体電気の流れを良くし、われわれの生命エネルギーを高めてくれます。その時に、目に見える食事を減らすと、目に見えないエネルギーの補給がしやすくなります。
満月の日には体内の水分量が増えて体が陰性化するので、事故とか怪我とかをしやすくなる時期でもありますが、つながるエネルギーも最大になる時です。宇宙や自然、大地、友人とつながるイメージを持って過ごしてみてください。きっと体の中から安心感や幸せ感が湧き出てくるはずです。
中秋の名月、スーパームーンに意識を向けることで、心も体もスッキリできるといいですね!