やさい村講演

 8月29日に鹿児島市吉野町の菖蒲学園にて、やさい村さん主催の陰陽講座が開催されました。

テーマは「紫外線対策と美肌づくり」でした。盆明けと夏休みということで、会社勤めの方と子供さん

連れの方の参加が難しく、今回は少人数となりましたが、充実した内容の講座になりました。


 紫外線は悪者にされていますが、紫外線が問題というよりも、それを受ける側の状態が実は問題なの

です。皮膚に脂分が多い人の場合、紫外線によって皮脂が酸化され、角質のさび付き現象としてシミや

ホクロ、ソバカス、しわといった老化現象が引き起こされます。


 普段の食事の中に動物性食品由来の飽和脂肪酸やマーガリンやショートニングといった硬化油、揚げ物や炒めものが多い人の場合、皮膚にさび付き症状が出やすくなります。対策としては油脂類を控え、酸化防止効果の高いポリフェノール豊かな夏野菜を上手に取り入れるとよいです。


 米糠には特に抗酸化物質が多いので、米糠と夏野菜を組み合わせたぬか漬けの漬物であれば、すぐれたさび付き予防効果をもたらしてくれます。


 また、発酵食品にはサビを摂る還元作用が強いため、味噌や醤油、お酢、漬物、納豆、甘酒、塩こうじ

といった伝統製法の発酵食品を取り入れることで、さらに皮膚の老化を防止できます。


 さらに食べることが酸化(老化)の方向に対して、食べないことは還元(若返り)作用をもたらしてくれます。発酵食品である玄米甘酒や酵素飲料を用いたプチ断食であれば、強力なサビ取り効果が出るということになりますね!


 紫外線でも本当に有害なのは太陽光の紫外線ではなく、人工照明である蛍光灯(クールホワイト)やパソコン、テレビからでる青色ライトの紫外線です。1982年イギリスの医学誌である『ランセット』に太陽光のもとでは細胞の突然変異が起こらないのに対して、蛍光灯のもとでは突然変異が多発したことが報告され、太陽の皮膚がん(悪性メラノーマ)に対する無罪が証明されたのです。


 この講座の内容は、いずれCDとしてムスビの会から発売する予定です。お楽しみに!


次回の鹿児島講演は10月14日に予定しています。テーマは「婦人科系のトラブルの予防法~不妊症、

更年期障害、ホルモンバランスの不調の原因と対策」です。


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 開催場所の菖蒲学園は社会福祉法人で、緑豊かな素敵な環境の中あり、さまざまな障害者支援の施設が並んでいます。園内にはロバと羊も飼われています。

 その一角にパスタの店があり、講座が修了した後はいつもスタッフと一緒にそこで食事会をします。器もメニューもパスタもすべて手作りです。値段も手ごろで、とてもおすすめのレストランです。蕎麦の店も園内にあります。やさい村さん主催の「うさとの服展」も年4回こちらの施設内で開催されています。

ぜひ一度行ってみてください。手作りの器や小物も販売しています。 


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