7月28日(火)に群馬県の高崎市で、ゆいの家さん主催の講座が開催されました。
前半のタイトルは食育入門講座で「食品添加物の解毒法」、後半が夏・心小腸経の手当てでした。
日本での食品添加物の使用料は、アメリカに次いで世界第2位と言われています。許可されている
食品添加物の数の多さもずば抜けて多いのが今の日本の現状です。TPPに加盟することにより、
それまで許可されていなかった農産物や畜産物の農薬や防腐剤がアメリカの圧力によって解禁され、
日本人の体質が脅かされる危険性があります。
また、ダイオキシンやPCB,有機水銀、カドミウムといった環境ホルモンによって絶滅危惧種が
増えていますが、人間も例外ではありません。食物連鎖のトップにある動物に環境ホルモンは高濃度に
蓄積するからです。
そうした人間が作り出した合成化学物質や自然環境を汚染している環境ホルモン、有害重金属類、
放射性物質による複合汚染状態が人為的に引き起こされています。そうしたものから身を守るためには
、それらの有害物質に共通する性質を知ることが大切です。
合成化学物質などの有害物質の特徴は、油脂に溶けて濃縮し、蓄積するという性質です。ということは、体内の脂肪細胞に生物濃縮して溜まっていくということです。反対に体内の脂肪を溶かし出し、排泄できれば、有害物質も排除できるということになります。これを薬物代謝といいます。
体内の脂肪の代謝には、肝臓と胆嚢の役割が大切で、中性脂肪やコレステロールは肝臓によって脂肪酸
に変換され、胆嚢から胆汁となって十二指腸・小腸に分泌されます。この時に食物繊維を摂取しておけば、胆汁をからめとって対外に排泄できるのです。
食物繊維の多い玄米や雑穀、皮付きの野菜、海藻、野草といったものを普段から食べていれば、有害物質はどんどん抜けていきます。また、時々のプチ断食によって排泄力を高めることができます。
そんな話を前半はさせていただきました。
お昼はゆいの家の高石さん手作りのマクロビランチです。
この日のランチは、茄子・トマト・キューリのカレー(自家製スパイスの配合)、イノコヅチのあえ物(写真の真ん中の雑草)、オリーブオイルとニンニクのいんげん和えなど、夏野菜を使った料理満載で
す。。スイーツはよもぎ団子のゴマ味噌風味で、手作りの心温まる料理に参加者の皆さんも大満足。
昼食の後は、心小腸経の手当てということで、夏バテ防止、熱中症対策に梅酢と使った手当てと
梅醤番茶作りの実践を行いました。土用の時期だったので、特に梅醤番茶はこの時期特有の体のだるさや食欲不振、不眠症、胃腸疾患に効果的です。夏は意外に冷房で身体が冷えるので、梅醤番茶を出来るだけ飲むようにして、体の中を温めてあげましょう。
最後は、みんなでペアーになって金魚運動の実践です。金魚運動でも縦に揺らすのと、横に揺らすので効く臓器が違います。骨盤のゆがみを取り、内臓の働きを強化するのに、金魚運動はとても効果的です。
私は快医学の指導をされている谷口佳世先生から習いました。生姜湿布をお腹にしながら金魚運動をすると、とても心地よいですよ。
下の写真の一番右に移っている左から二番目の女性が高石さんです。後の三人は鎌倉からわざわざ
講座にいつも来てくれる美人三人組です。
ゆいの家さんの講座は4回シリーズで開催しており、次回は10月です。お近くの方はぜひ一度いらしてください。
ゆいの家講座 詳しくはコチラ