先週の土曜日にうきは市の山奥にある農家民宿つづら山荘で、ちまき作り体験教室が開催されました。
つづら棚田は棚田100選にも選ばれ、そこで作られる棚田米は美味しいということで評判となっています。今回、みんなで手作りするちまきの材料のお米はこの棚田米を使っています。
づづら地区の奥様方がちまき作りの指導に駆けつけてくれました。参加者は十数名でしたが、
皆さん初めての体験で、はじめは慣れない手つきで中に入れる団子を丸めていました。笹の葉で団子を
包み、イグサで縛っていく作業が大変です。近所の奥さん方に教えていただきながら作り終えることが
できました。
ちまきは、もち米・うるち米・米粉などで作ったもち、あるいは米を長円錐形または三角形に形作り、笹・真菰(マコモ)・茅(チガヤ)などの葉で巻いてイグサで縛ったもの。ちまきの名の由来は、かつては茅(チガヤ)の葉で作られられたため、「チガヤ巻き→チ巻き→チマキ(粽・茅巻き)」になったといわれています。
もち米を植物の葉で包み、蒸す・ゆでるなどで食べる料理法は平安時代に中国から伝わったといわれています。 笹の葉には殺菌・抗菌・防腐作用があるため、保存食としても優れています。 もち米はたんぱく質やでんぷんを多く含み、消化器系を丈夫にして体力を強化する働きに優れています。 また、体を温める作用も高いので、冷え性改善も期待できます。
この日はちょうど旧暦の5月5日の端午の節句。この日にちまきを食べる習慣が昔からありました。
邪気を払う目的で食べられてきたのでしょう。今回のイベントは「ひめはるスタイル」という村おこし
のイベントとして開催されたものです。
8月には農家民宿馬場さんで「ソーメン流しとブルーベリー狩りイベント」が開催されます。緑が豊かで心がのんびり、ゆっくりになれるのがひめはる地区です。ぜひ、子どもさん連れでいらしてください。
つづら山荘 詳しくはコチラ