メルボルンからシドニーへは飛行機で2時間くらいかかりました。空から眺めると海に囲まれた美しい街です。
ヨットの白色と海の青さのコントラストが綺麗です。高層ビルも多く、大都会といった感じです。生活のテンポも速く、メルボルンのスローな感じとは違い、ちょっとビジーな印象を受けました。
滞在先はパーマカルチャーリストのセシリア(CECILIA MACAULAY)さんのお宅です。セシリアさんは雑誌にも何度も紹介されていて、パーマカルチャーの講座で日本に度々来日されています。日本語が堪能で、とてもかわいらしい妖精のような方です。
朝食と夕食はスタッフみんなで自炊です。私も久々に玄米を炊いたり、小豆南瓜や重ね煮野菜を作りました。
カボチャが水っぽくて美味しくないのが玉に傷でしたが、セシリアさんやウーフで着ているドイツ人、シェアハウスで共同生活をしているスチュワードさんにマクロ食を召しあがっていただき、とても喜んでもらいました。スパイラル社のジェームズ社長も夕食に一度ご招待しました。夕食の後、ベリーごぼう茶を提供したら、ゆずの香りとごぼうのマッチングにびっくりされていて、美味しいと大好評でした。
会場の下見や自然食品店を回っての講座の告知、通訳との打ち合わせで、観光する余裕がなかなかなかったのですが、忙しい時間の合間を縫ってシドニーの海を見に行きました。
シドニー近郊にあるこのボンダイピーチには夏に多くの人が訪れ、大混雑するのだそうです。日本の湘南といったところでしょうか。ボンダイとは現地の先住民アボリジニの言葉で「岩に砕け散る波」という意味があります。青い海と白い波のコントラストが綺麗で、冬にも関らず、サーフィンをしている人が沢山いました。夕方の海風は気持ちよく、体の力が抜けて、解放されていく感じです。自然には人を癒す力があるので、大都会で働く人が癒しを求めて海に来るのでしょう。
シドニー講座が始まる前日だけフリーになったので、オペラハウスの見える港に一人で散策に行ってきました。
バスと電車(二階建ての綺麗な列車です)を乗り継いで行くのも楽しいものです。スローな観光ですね。オペラハウスを見降ろす丘の上にロックスという街があり、ここは、若者でにぎわう場所です。古い石作りの街並みに露天がたくさん出ていて、アートや小物を扱う店もたくさんあり、中世のヨーロッパといった感じでした。
私はアートが好きなので、こんな街が大好きです。観光客もまばらで、オペラハウスを見降ろしながら、のんびりしてきました。湾内を行きかう観光船を眺めながら、いつか時間があれば船旅で近隣の島々を巡りたいなと思いました。