6月も今日で終わりです。
1年も半分が過ぎようとしています。ほんとに月日の経つのは早いものです。
さて、今日は先日うきは市で行われた、藻谷浩介さんの講演会について書きたいと思います。
10時講演開始だったのですが、いい席で聴きたかったので早めに家をでましたが、会場に着くと既に結構人がいました。
なんとか前列でど真ん中を取ることができました。
司会者の紹介の後、壇上に出てこられら藻谷さんは、白シャツに紺のパンツというラフないでたちでした。でも、とても親近感がもてました。
なんでもシャツは、以前島根で講演した際の講演料なのだとか(笑)
講演は聴衆参加型で行われました。藻谷さんの問いに、グー・チョキ・パーや1・2・3で答えるという、ちょっとしたゲーム感覚でした^v^
藻谷さんは、TVの情報番組などに出ている経済学者のように小難しい業界用語やカタカナ言葉などは全く使わず、私たちが分かりやすいようにお話しされました。
たまに風刺の効いた時事ネタで笑いと取る場面もあり、会場は爆笑の渦でした。
ところで上の写真のグラフなんだと思いますか?
実は日本の各市町村の高齢者の増減率と現役世代の増減率を表しているそうです!
中の赤い点は、福岡県の市町村とのこと。
会場のあるうきは市は、約30年後には高齢者が今よりも増加し、現役世代が激減するそうです。これは深刻な状況です!
ここ事務局のある朝倉市は、うきは市よりさらに深刻な状況だそうです(><)
一番驚いたのは、高齢者が激減しても地域活性化にはマイナスの影響をあたえるということです。
要はバランスが大事なのだそうです。
高齢者・現役世代・子供全世代の増減が限りなく0に近い状態、これこそがベストバランス!
現在、それに近い状態を維持しているのが長野県にある下條村だそうです。
こちらの村は、うきは市や朝倉市に比べたら交通の便は非常に悪く、またコンビニやスーパーなどのお店もかなり少ないそうです。
それでも人口が減少しないには、訳があるそうです!
その一つにあげられるのは、子育てしやすい事だそうです。これには納得ですね。
次の世代を担う子供たちを育てることは、なによりも大切な事だと思います。
他にも地域活性化で成功している所として、山口県の大島のジャム屋さんの話や島根県の地元の食材だけを使ったレストラン、私たちにとっては何でもない田んぼ道をガイド付きで案内して成功している岐阜県飛騨高山などなど・・・
他にも地域活性化の失敗例や日本が主力品目の輸出収入で得た外貨の意外な流れ先、第六次産業がなぜ必要なのか、日本が仏、伊、スイスなどの学ぶ事など、興味深い話がたくさん聴けました。
この後、藻谷さんは筑後市での講演があるとのことで、質疑応答はなかったのですが、それでも十分満足できる内容でした!
今日も読んでくださって、ありがとうございます。
よい1日をお過ごしください。