海苔と昆布の海藻のブレンドです。天然の「旨みふりかけ」として、ごはんにかけたり、お茶づけにしたりすると驚くほどとろみが出ます。
昆布は「海の緑黄色野菜」といわれるくらいビタミンやミネラルの含有量が多く、それらの微量成分が体液を弱アルカリ性の健康状態に保ってくれます。
人間の身体は常にPH(ペーハー値・血液の酸アルカリ度)が7.35ぐらいの弱アルカリを保っていますが、酸性食品(肉などの動物性食品や白砂糖などの精白食品)ばかり摂っていると熱性の体質となって炎症を起こしやすくなり、細胞が老化を早めます。
なぜなら酸性体質の時には体内に5000種類ある酵素の活性度が落ちて細胞の新陳代謝(若返り能力)が低下するからです。酵素は細胞形成にも一役買っていて、弱アルカリの時が一番活動しやすいのです。
昆布のヨード含有量は食品の中で最高です。甲状腺はヨードからサイロキシンというホルモンを作ります。これは基礎代謝を調節し、肥満を予防しながら心身の発育を促すホルモンで、子供や妊婦には不可欠な物質です。
昆布などの海草は降雨によって失われた大地のミネラルを陸上に還元してくれる貴重な食品で、大量の食物繊維も腸の蠕動運動を盛んにして、腸内に滞った老廃物の排出を助けてくれます。
海苔のビタミンB1は 豚肉の1.5倍、卵の約14倍、いわしの約30倍、脂肪に火をつけるビタミンB2は牛乳の22倍、卵の12倍です。また、腸内細菌の働きを高め、腸内でのビタミンの合成にも役立つ食物繊維は、アオノリの約2倍、ワカメの約3倍、昆布の約5倍もあります。
ベーターカロチンは体内に入ってビタミンAに変わり、視力を正常に保ったり、皮膚のカサカサや風邪に対する抵抗力をつけてくれます。さらに、失われやすいカルシウムも海苔で補うとよいでしょう。
最近では、海藻を使う場面がすっかり減ってしまったように思われます。水で戻して使うのが面倒くさい、というのが一つの原因でしょう。
そこで、簡単に手早く使えるようにということで開発したのが、ムスビの会オリジナルの昆布ふりかけなどの食品群です。昆布を細かく刻んでから天日に干すことで、昆布の微粉末化に成功しました。
昆布粉末に海苔や梅干、胡麻などを混ぜることにより、栄養豊富なふりかけや混ぜごはんの素を作りました。ぜひ、ご飯にかけたり、うどんや麺類を食べる時にトッピングしたりしてご活用ください。
昆布は天然のグルタミン酸を含んでいるので、旨味が増します。 また、海藻に含まれている食物繊維には腸の蠕動運動を高め、便秘を解消する働きや、腸に溜まった毒素を排泄する作用もあります。
ヨードというと甲状腺に良くない、と思う方もいるかもしれませんが、海藻の摂取をやめても、甲状腺の病気はほとんど改善していません。甲状腺が悪くなった本当の原因は成長ホルモンを多量に含む牛乳などの乳製品だと私は考えています。実際、甲状腺機能が悪く、海藻をやめている人に、海藻を勧めてあげると改善するケースが多いのです。
甲状腺はヨードからサイロキシンというホルモンを作ります。これは基礎代謝を調節し、肥満を予防しながら心身の発育を促すホルモンで、子供や妊婦には不可欠な物質です。 放射線被ばくによる甲状腺ガンを招かないように、原子力発電所ではヨード剤を常備しています。関東・東北で甲状腺の腫瘍が子供達に増えてきているので、内部被ばくによる症状を防ぐためにも、九州産の安心できる海藻を使った食品をぜひご活用ください。