楽しい陰陽講座 講義録CD 2枚組み
講義内容
第1回 食物の陰陽 身体を冷やす食べ物と温める食べ物の見分け方
≪内容≫
食べ物には体を冷やしたり、ゆるめたり、溶かしたりする陰性(カリウムの多い)の食べ物と、反対に体を温めたり、引き締めたり、固めたりする陽性(ナトリウムの多い)の食べ物があります。この性質の違いがわかると、体質や年齢、季節に応じた食べ方の提案ができるようになります。
たとえば、夏の暑い時期には体を冷やすナス科・ウリ科の野菜が、寒い冬には体を温める根菜類が美味しく感じられます。さまざまな健康法があふれていますが、陰陽原理を身につければ自分にぴったりの健康法とは何かが分かります。情報に振り回されないための普遍的な羅針盤を身につけましょう!
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第2回 体質の陰陽 自分の体質を判定してみよう!
≪内容≫
マクロビオティックでは体質を陽性体質と陰性体質に分けて考えますが、私はさらに漢方医学的な立場から、体質を実証と虚証に分類しています。陰陽の考え方だけだと陽性体質が良くて、陰性体質が悪いというような判断にどうしてもなってしまうからです。
実証とは熱性タイプであり、血液の多い多血型の人を言います。それに対し、虚証とは寒性であり、体が冷えるタイプです。実証タイプは血液の循環が滞ること(瘀血)によるトラブルが起こりやすいのに対して、虚証タイプは体が冷えることにより、新陳代謝が悪くなることで不調が起こります。
こうした違いが分かると、自分で体調管理をしやすくなります。それぞれの体質に合わせた食材についても詳しく解説しています。
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第3回 性格の陰陽 自分の性格が陰陽でまるわかり!
≪内容≫
陰性の特徴は拡散性(遠心性)であり、陽性の特徴は収縮性(求心力)です。陰性過多のタイプは拡散性の働きが強く出るため、集中力がなく、気まぐれで飽きっぽく、不安や心配、考え事が多くて、ああでもない、こうでもないと意識が分散します。それに対して陽性なタイプは集中力や決断力があり、何事にも動じない意志力を持っています。
しかし、陽性過多になると、頑固さや柔軟性がないなどの頑なさが出てきたりもします。いっぽう陰性のタイプの良い面としては、優しさや思いやり、気配り、おもてなしの心といった他人を気遣うことができる点です。
そうした性格の違いは、過去の食事の違いが影響します。どんな食べ物がどういった性格の違いを作るのか、といったことを詳しく解説しています。
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第4回 病気の陰陽 病気の原因を陰陽で探ろう!
≪内容≫
病気を大きく分けると、陽性な固まりゆく症状と、陰性で溶けていく症状の二つに分類することができます。火にかけると凝縮していく肉や卵、魚といった動物性タンパク質を摂り過ぎると、肉腫や筋腫、ポリープといった腫瘍や、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの血管や血液が固まるトラブルを引き起こします。
それに対し拡散性の強い白砂糖を含む甘い物や果物、アルコールといった陰性過多の食べものを摂り過ぎると、胃潰瘍や潰瘍性大腸炎、クローン病、脳軟化症、歯周病といった細胞が溶けて崩壊するような症状が現れます。
陽性過多の人には程良い陰性食品を、陰性過多の人には程良い陽性食品を摂らせればよいのです。病気の陰陽を理解し、根本的な治癒対策をしていきましょう!
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第5回 陽と食事法 料理の腕が上がる薬味の上手な使い方
≪内容≫
陽性過多の動物性食品を食べるときには、陰性な薬味を組み合わせることで、体への負担を減らすことができます。肉にはキノコ類やジャガイモ、トマトなどのナス科の食べ物を用いることで、タンパク質や脂肪を分解することができます。反対に陰性過多の白砂糖のような食べ物には陽性な塩気の効いた漬けものや梅干し、醤油、味噌などを用いれば、その害を中和できるのです。
伝統的な日本食で使われてきた薬味の意味を理解すれば、料理が美味しくなるだけでなく、体のバランスを整えることもできるようになります。日本人の叡智である薬味の上手な使い方を学びましょう!
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第6回 陰陽と五行 陰陽原理を生活に応用しよう
≪内容≫
陰陽は陰から陽へ、陽から陰へと絶えず移り変わっています。ただ、いきなり移行するわけではなく、その間に四つの循環があります。季節では春夏秋冬で、一日は朝昼夕晩で移り変わりますし、前後左右、起承転結、温熱涼寒、生老病死というように、この世はすべてが循環しているのです。そこに場のエネルギーを入れて五行で物事をとらえることで、自然界と人間界を貫く法則性が見えてきます。
臓器の五臓・五腑と季節や方位、色、味、感情といったものが密接に関係しています。陰陽五行で物事をとらえていくと、病気の原因や流れをつかむことができるだけでなく、何をどう食べたら良いかといった、季節の食べ物や食べ物の味、色と関連付けて対処することが出来るようになります。
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第7回 陰陽とスパイラル 宇宙を支配する循環の法則とは?
≪内容≫
アンドロメダ星雲の写真を見ればわかるように、銀河系は二重螺旋構造をしています。外から中に入っていく渦巻きと中から外に出て行く渦巻きの流れが合体して星雲が出来上がっているように、ミクロの原子の世界も同じような構造をしていると想像できます。
注連縄をお宮や鳥居にくくりつけるのは、宇宙的な渦巻きの力と共鳴させることで、エネルギーを取り込むことができるからです。時間の流れは直線的なものと思われていますが、実は螺旋的な流れをしています。したがって時間がスパイラルで循環するものだとすれば、過去も未来も書き換えることができるということになります。
スパイラルを食事や運動療法に取り入れ、生命エネルギーを増す方法について解説しています。
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第8回 陰陽と運勢 陰陽で見る引き寄せの法則
≪内容≫
運勢は山あり、谷ありで順風満帆の時もあれば、何をやってもうまく行かないという時もあります。引き寄せの法則というのがありますが、よい運気を引き寄せるための秘訣が食事の量を減らすこと(腹八分目)にあるということをご存知でしょうか?
プラス思考でいつも前向きな考え方をしている人には良い運気が引き寄せられるのに対して、マイナス思考でネガティブな事ばかり考えていると不安や心配が現実化して返ってくることになります。
意識のあり方には腸の状態が影響していて、腸が汚れるとマイナス思考が、腸がきれいになるとプラス思考(陽転思考)が強くなります。食べ物で自分の運勢を変えることができる!まさに自力本願ですね!腸と意識、運勢の関係について詳しく解説しています。
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第9回 意識の陰陽 愛とエゴ 腸内環境と意識の関係
≪内容≫
意識には二つの方向性があり、統合に向かっている時に出てくるエネルギーを愛といい、意識が分離に向いているときに現れる状態をエゴといいます。統合意識とは受容性、寛容性、許容性、解き放つ、ゆだねる、まかせる、ゆずる、こだわらない、感謝、共感といった言葉に言い変えることができます。
分離意識とは所有や執着、独占、要求、支配、管理、依存、孤独、怒り、不安、心配、恐怖、罪悪感、疎外感、否定、嫌悪といった言葉に因数分解することができます。
意識が統合に向かっている時には生命エネルギーが増すのに対し、意識が分離の方向にあると生命エネルギーは消耗していきます。統合意識状態のエネルギーが増すと、生命歓喜状態になり、それを涅槃といいます。
我々はあの世ではなく、この世で涅槃状態になることができるのです。その秘訣が腸内環境にあること、腸が改善すれば意識が変わることについて解説しています。
CD2枚組 約2時間の録音です。
これまでのプラスチックケースから環境に配慮した簡易包装になりました。