海の緑黄色野菜の昆布と天日塩が合体し、ミネラルの多い旨味調味料が出来上がりました。
昆布は「海の緑黄色野菜」といわれるくらいビタミンやミネラルの含有量が多く、それらの微量成分が体液を弱アルカリ性の健康状態に保ってくれます。人間の身体は常にPH(ペーハー値・血液の酸アルカリ度)が7.35ぐらいの弱アルカリを保っていますが、酸性食品(肉などの動物性食品や白砂糖などの精白食品)ばかり摂っていると熱性の体質となって炎症を起こしやすくなり、細胞が老化を早めます。
なぜなら酸性体質の時には体内に5000種類ある酵素の活性度が落ちて細胞の新陳代謝(若返り能力)が低下するからです。酵素は細胞形成にも一役買っていて、弱アルカリの時が一番活動しやすいのです。
また、昆布のヨード含有量は食品の中で最高です。
甲状腺はヨードからサイロキシンというホルモンを作ります。これは基礎代謝を調節し、肥満を予防しながら心身の発育を促すホルモンで、子供や妊婦には不可欠な物質です。
昆布などの海草は降雨によって失われた大地のミネラルを陸上に還元してくれる貴重な食品で、大量の食物繊維も腸の蠕動運動を盛んにして、腸内に滞った老廃物の排出を助けてくれます。
ただし、昆布単独ではカリウムという陰性成分を多すぎるため、塩のナトリウムと組み合わせることで、陰陽調和した昆布塩が出来上がりました。胡麻塩の代わりに玄米ご飯にふりかけて食べてもよいし、豆腐や野草の天ぷら等にかけていただいてもよいでしょう。
昆布は旨味成分が多いので、天然の「旨味調味料」として煮物や出し汁の味付けにもご活用ください。