鏡の法則  宇宙生理学

心で思ったことが目のレンズを通して現実を映し出す時に、逆転して映るというのが「鏡の法則」です。
鏡に手を差し出すと、鏡の自分も手を差し伸ばし、双方の手の距離が縮まります。反対に手を引くと、鏡の手も引くように写り、双方の距離が遠のきます。

これと同じことが人間にもあてはまるようで、人に「どうぞ」と与えると、人からも与えられる(喜びが返ってくる)、反対に、「自分さえよければ」と思えば、人もまた「自分さえよければ」という行動をとるので、お互いに喧嘩になるという状態を招くのです。

戦争反対、原発反対、TPP反対、増税反対、といったスローガンを掲げていれば、反発されるという対応が帰ってくるのが鏡の法則なので、何も成就できなくなります。
平和な世界をめざそう、代替エネルギーでこんな素晴らしいものがある、食料自給率を高めよう、医療費を削減して赤字をなくしていこう、などといった前向きなスローガンであれば、受容されるという反応が帰ってくる、というのが鏡の法則なのです。

人を責めると、人もまた責めてくる、人を批判すると、自分もまた批判される、人を認めると、人から認められる、人を褒めると、人から褒められる、
笑顔でにここやかにしていると、人からも笑顔が帰ってくるという共鳴が起こります。

問題は無意識(潜在意識)の中で、自分を責めている場合です。そうした場合には、現象界には人から責められる、批判される、だまされる、けなされる、裏切られる、煙たがられる、バカにされる、いじめられる、といった否定される状況が返ってきます。
「自分なんて何の価値もない、何の取り柄もない、つならない存在だ」などと繰り返し思っていれば、心のフィルムがエンドレスで否定的な状況を現実界に映し出すのです。

この原理がわかれば、フィルムを自己肯定という新しいものに入れ替えればよいのです。
「自分よ素敵! すばらしい! 自分には無限の能力や価値がある、何があっても大丈夫! 自分はついている! 」といった肯定的な想いを万の単位で繰り返し、声かけしていくことで、ネガティブな想いをリセットすることができます。
それにともなって、現実界で起こるできごとが天と地ほど変わっていくのにびっくりするでしょう。

現実は自分で日々創造しているのです。不安や恐怖、心配を現実化することはもうやめて、豊かさに焦点をあてるようにしましょう。
日々、食事ができること、呼吸ができ、生きていられるだけで儲け物なのです。
100億円をあげるからイノチをください、といわれてもあげませんよね!
1兆円もらったってイノチを人にあげる人はいないでしょう。
それは、自分のイノチの価値がお金では変えられないほどの価値があるものと知っているからです。

それほど、肉体を持っているというのは価値があるのです。われわれは、そういう意味では、あるがままで大金持ちの資産家なのです。
お金がたくさんあっても健康やイノチは買えないのです。生かされていることに感謝しませんか。
肉体を持っている自分をもっと大事にしませんか。

われわれは、ここにいるだけで千金の価値のある存在であることを意識しましょう。
そして素敵な現実を日々創造していきましょう。