寒さが厳しくなりました

 1月5日は二十四節気の「小寒」でした。小寒とは寒さが最も厳しくなる前とか、寒さが加わる頃という意味で、いわゆる『寒の入り』のことです。
小寒後15日で大寒に入り、大寒後15日で、寒が明ける、つまり小寒から節分までが寒の内です。寒の内とは一年の内最も気候の寒い季節のことで、暦の上の寒の内が実際には気温の最も低い季節です。

 どうも地球環境は温暖化ではなく、寒冷化に向かっているように思えます。アメリカでの大寒波や、南極で探査船が氷で囲まれて2隻も航行不能に陥っている状況がそれを物語っています。温暖化といっていれば、排ガス規制などによる利権が生まれます。マスコミの報道を過信せず、自分で状況を正確に判断できる能力を取り戻しましょう。知性よりも感性が求められる時代になりました。

 昨日の晩から気温が急に冷え込んできて、今朝は霜が降りていました。これからが寒さの本番ですね!この寒さによる冷えによって最も弱りやすいのが「腎」(腎・膀胱系)の経絡です。腎を冷やす果物や甘いものを極力控え、体の中から冷えないように注意しましょう。

 ちょうど今頃から、お正月の食べ疲れも出てくるので、インフルエンザや風邪の症状が増えます。今日は1月7日で七草粥を食べる日です。七草の生命力と消化のよいお粥で胃腸の働きを整えましょう。体の調子が悪い人は、しばらく少食で過ごすとよいです。
ネギ味噌おじやや、玄米クリームもこの時期にぴったりの食べ物です。朝は葛を入れた梅醤番茶もおすすめです。

 私の家は薪ストーブが今の時期、大活躍をしてくれています。また、豆炭コタツも役立っています。寝るときは、湯たんぽでポカポカ生活を送っています。みなさんも遠赤外線を用いた古きよき暖房器具を使ってみるとよいですよ。